
表現が生まれるーアートと障害の現場から
中津川浩章・著
いま注目を集める障害者アートを、読む美術展のように堪能できる一冊。彼らの表現活動に30年以上伴走した著者の深い言葉が心に染みる。美術家としての視点から36作家を紹介し、創作の背景、作品の見方、巨匠作品との共通点、文学や音楽につながるイメージなどを解説。障害者アートを見る目が変わる。その先に浮かび上がるのは、すべての人が自由に生きるためのヒント。「アートは社会の下部構造」と説く著者のまなざしは、障害の有無に関係なく、すべての人が持つ「欠損」に向けられる。障害者アートから始まる知と生の探究はまさにスリリング。誰もが生きづらさを抱える時代、私たちに必要な「表現」とは? NHK厚生文化事業団ウェブサイト「Hearts & Arts」の人気連載を再構成、アートの根源をたどる美術書にして思想書。
中津川浩章 (ナカツガワヒロアキ)
アーティストとして多くの作品を制作、国内外で個展、ライブペインティングをおこなう。創作活動と並行して、障害のある人や困難を抱える人たちが描いて表現することをサポート。人間が表現することの意味と価値を問いかけ、「アート」の意味を問い直し、境界を越えて社会とアートをつなぐ活動に取り組む。障害のあるなしにかかわらず子どもから大人まで、あらゆる人を対象にアートワークショップをファシリテート。展覧会企画・プロデュース、キュレーションのほか、公募展選考、アートスタジオ運営、人材育成などのプロジェクトに携わる。
NPO法人エイブル・アート・ジャパン理事。一般社団法人Get in touch理事。社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴル理事。表現活動研究所ラスコー代表。
近年の活動としては、2025大阪・関西万博BiG-i Art Project展キュレーター、2025長崎県ながさきピース文化祭「ながさきピースアート展」キュレーター、2025神奈川県かながわともいきアート展ディレクター、2024 BiG-i×Bunkamuraアートプロジェクト展アートディレクター、「about me~わたしを知って~」展(国際障害者交流センター)アートディレクター、埼玉県障害者アート企画展(2012~)監修。Art to you!障がい者芸術世界公募展、愛媛県障がい者アート展、みやざき総合美術展など選考委員。バリアフリーアートスタジオ「エイブルアート芸大」(東京)ファシリテーター、PARC自由学校講座「表現することは生きること」(東京)ファシリテーター。
著者:中津川浩章
編集・翻訳:Studio K
デザイン:コイデマサコ
英文校正:Sherilyn Siy
プリンティングディレクター:花岡 秀明
印刷:藤原印刷
発売日:2026年8月1日
寸法:A5判
頁数:208ページ
造本:PUR製本
定価:4200円(税込4620円)
ISBN :978-4-911397-01-5
出版社:スタジオケイ
